ロゴ

イルカのアイコン 国立科学博物館オープンラボ

4月25日は、年に一度開催される国立科学博物館のオープンラボの日でした。
こんにちは、ボランティアスタッフのみずまです。
うららかな春の日、国立科学博物館の新宿分館へと出かけてきました。
新宿分館は、博物館の”展示”という役割ではなく、もう一つの役割りである”調査研究”の拠点となっている施設です。
オープンラボということで、動物や虫の標本資料が公開されていたり、顕微鏡で見ないとわからないくらいの微化石を覗いたり・・・
そしてイルカ(クジラ)の解剖まで行われていたのでした。
ハナゴンドウ
横たわっているのは、鳥取に漂着したハナゴンドウの解剖前の姿。
説明しているのは、海棲哺乳類の研究をされている山田格先生。
解剖の様子は、残念ながらすごい人出でチラリとも見えませんでした。
そしてこちらは、建物の片隅にひっそりと展示してあったサンマ。
ミンククジラの食べたサンマ
ただのサンマではありません。
ミンククジラの第一胃の中にあったサンマ約300匹。
サンマの姿はほぼ原形と留めていて、クジラはエサを丸飲みしてるのがよくわかりますね。
国立科学博物館(上野本館)では、「大哺乳類展-陸のなかまたち」が6月13日まで開催中ですが、7月10日からはその海バージョン「大哺乳類展-海のなかまたち」が開催されます。
なんと全長25mのシロナガスクジラの全身複製骨格も公開予定。
この夏、科博から目が離せませんね。

イルカのアイコン 国立科学博物館でクジラの話

東京・上野にある国立科学博物館国立科学博物館をご存知ですか?
名前からして”サイエンス”の科学三角フラスコを想像してしまうのですが、英語では”National Museum of Nature and Science”と名乗っているように、自然科学の分野でも充実した展示を誇っています。
こちら矢印は、屋外展示の実物大シロナガスクジラ。でかい!
国立科学博物館のシロナガスクジラ
すぐそばに大きさ比較のための500円玉500円を置いておきましたが、これっぽっちも見えないですね。
こんにちは、みずまです。
エコプロの時のエネゴリくんごりらがいまだに頭の中でエンドレス・・・。やばいです。
さて、この国立科学博物館では、土日祝に「研究者によるディスカバリートークマイクが開かれていて、博物館所属の研究者が直接 自身の研究や展示について解説して頂けるイベントがあります。
12月19日は、鯨の世界では有名な山田格さんによる「クジラに関する最近の話題」だったので、話を聴いてきました。
羽田空港に打ち上がったハッブスオウギハクジラの話やアメリカ・スミソニアン博物館の空港飛行機跡を利用した巨大な収蔵庫の等の話であっという間の30分。
羽田のハッブスオウギハクジラですが、空港の東京湾側の岸壁に砂が堆積しているわずかな部分に、体長5mの死後10日ぐらいの個体♂が上がっていたそうで、そんなところのものをよく見つけたなという感じなのですが、東京湾に迷いこんでしまったのかな・・・?
名前の通り、扇扇の形の歯歯があることからオウギハクジラという名がついているのですが、なぜか一対のみ生えていて、しかも雌は歯がほとんど埋没しているそうで、まだその歯の役割は不明・・・
おそらくなにも役割はないらしい。
まだまだ鯨にはわからないことがいっぱいですね。
またその時の話によると来夏に、”鯨”クジラをテーマに特別展を計画しているとのこと。
予算やスペースの関係からどれくらいの規模になるか具体的にはこれからのようです。
特別展でなくても常設展のおすすめコースに「クジラコース」が設定されているほど充実はしていますが、展示しきれないものがたくさんあるようなので、どんな特別展になるか楽しみワクワクです。

イルカのアイコン 地球の未来を求めて

立冬を迎え、いよいよ冬に突入してしまいました。
こんにちは、みずまです。
とはいえ、穏やかだった今日、「赤いかもめ号」自転車にまたがり、やってきたのは、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の横浜研究所。
年に一度の一般公開の日なのでした。
JAMSTECといえば、この「しんかい6500」。(↓写真は模型)
しんかい6500
完成20周年ということで企画された「飛び出せ!科学くん」というTV番組のしんかいスペシャルの特別トーク会も開かれました。
「しんかい6500」は、名前の通り6500mまで潜れます。
20年経った今でも世界一深いところに潜れる有人潜水艇。
軽く1000mは潜れるというマッコウクジラよりも深いところに行けるのです。
潜水中にマッコウクジラに遭遇・・・なんてことはない・・・か?
ちなみにこの「飛び出せ!科学くん」、月曜深夜の科学バラエティ番組なのですが、とりあげる話題が面白いので結構ツボにはまってます。
そして横浜研究所を有名にしているのが、地球シミュレータ
地球シミュレータ
世界最速(だった?)のスーパーコンピュータです。
体育館くらいの広さのところにででーんと立ち並んでいました。
性能値122.4TFLOPSなんだそうです。
解説見てもなにがどうすごいのかよくわからなかったのですが、性能値122.4TFLOPSですから、とにかくすごいんです。
このコンピュータで、地球温暖化の予測なんかをスパッとシミュレートしちゃうのです。
20xx年の地球の気温がxx度上がっている・・・なんて予測は、きっとこのスーパーコンピュータで計算されたもの。
海を観測する様々な科学的なデータを基に、この地球環境がどうなっていくか予測されます。
地球
この海が、地球環境に与える影響ってのは、非常に大きなものがあるのですね。
地球シミュレータの予測をいい方向に裏切る未来になるといいな。

イルカのアイコン ヨット日和

秋晴れの気持ちのいい一日でした。
こんにちは、みずまです。
こんな日は、潮風を浴びながらMyヨットで優雅にクルージングヨット
Myヨット
・・・なんてことを夢見つつ、お客様感謝デーで買ったTOPVALUの高級ママチャリ「赤いかもめ号」ママチャリにまたがり、横浜ベイサイドマリーナにやってきました。
港町をモチーフにつくられているだけあって、モールの真ん中にはクジラの尾びれの噴水
尾ビレの噴水
躍動感のある作りで、今にも潜っていってしまいそう。
何クジラかはわからないけど、実物大に作ってあるのかな?
天井には、ザトウクジラが優雅に泳いでいます。
ザトウクジラ
これまたリアリティのある作りで、エサを食べたらぐわっとふくらみそうな「うね」までしっかりと刻まれています。
これで眼の前の海で、本物のクジラが見られたりしたら、最高ですよね。
いつかそれぐらい当たり前の海海にしていきたいものです。

イルカのアイコン セミクジラの頭が大きいのは・・・

今日は「海の日」海と空
海の日にちなんで、東京海洋大学で一般公開があったので出かけてきました。
まず入ったのが、鯨ギャラリー。
セミクジラの骨格標本がド~ンと展示してあります。
セミクジラ骨格
体長17mの大きさのため、写真に納まり切れませんでした。
鯨類生態学研究室の学生さんが解説してくれたのですが、中でも印象に残ったのが、セミクジラの頭が大きな理由。
セミクジラが、他のヒゲクジラに比べ体型がずんぐりとしていて、畝(うね)もないのはエサの採り方が違うからなんだそうです。
シロナガスやザトウのようにスマートなヒゲクジラたちは、一旦エサを海水ごと口に入れて海水だけを吐きだします。
一方、セミクジラは口を開けながら泳ぎ、エサを濾しとりつつ海水は口の横のほうから垂れ流しているのです。
一旦貯めて・・・ということをしないで、口をなるべく大きくしながら泳ぐ・・・ので、必然的に頭が大きくなってしまったそうなんです。
”背美鯨”といいつつ背中以外は美しくないぞ~と思っていましたが、そんな理由があったのですね。
そして、こちら↓は骨盤と後肢の痕跡(真中に吊り下げられている部分)。
セミクジラ骨格
小さっ。
ここまで退化してしまっているのですね。
そして次に向かったのが、水産資料館魚
ここにはひっそりとミンククジラの骨格標本があったのでした。
ミンククジラ骨格
大きさが違うとはいえ、セミクジラに比べスマートな体型をしています。
この水産資料館には、色々な魚、貝、蟹、海獣の標本に交じって、シロナガスやマッコウの胎児も置いてあったのでした。
写真は割愛しておきます。
興味ある方は、生で見て下さいな。